産泰神社

安産祈願や神社のことについて、神職が綴ります。

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神社とお寺の違いを知ろう!宗教や参拝方法・建造物の違いを解説

神社とお寺の違いを知ろう!宗教や参拝方法・建造物の違いを解説

日本にはどれだけの神社やお寺があるかご存知でしょうか。

そう、神社は8万709社、お寺は7万6,634カ寺、あわせて15万を超える数があります(令和5年版宗教年鑑による)。

この数は、日本全国のコンビニエンスストアの店舗数(約5万5,000店)をはるかに超えています。

神社やお寺は、初詣や厄除け祈願、七五三、法事やお墓参り、観光など、1年に何度か訪れる機会があるでしょう。

しかし、「神社とお寺は具体的にどう違うのか?」と問われると、自信をもって答えられる人はそう多くないかもしれません。

お子さまや海外からの友人に聞かれたとき、どう答えますか?

神社やお寺は、私たちの生活に深く根付いた存在であるため、今さら人に聞きづらいと感じる方もいるでしょう。

ここでは、神社とお寺の違いについて、宗教的な違いを中心に、参拝方法や建築などをわかりやすく解説します。

意識することが少ないかもしれませんが、神社とお寺は信仰する宗教が異なります。そのため、歴史も参拝作法も全く異にするものです。

この記事を読んで、それぞれの違いをしっかり理解し、参拝や訪問の際に正しいマナーでお参りできるようにしましょう。

 

INDEX

1.神社とお寺の定義

神社と寺の違いとして最も根本的なことですが、

神社は神道の施設、お寺は仏教の施設、つまり異なる宗教の施設です。

まずは神社とお寺の基本についてみていきましょう。

1-1. 神社とは?

明治神宮 鳥居

神社とは、神道の信仰に基づく祭祀施設をいいます。

神社本庁によると、神社とは以下のように記されています。

神社とは神さまがお祀りされる場所(神社について | 神社本庁公式サイト

それでは、具体的にどのような神さまをお祀りする場所なのでしょうか。

1-1-1. 神道の神々を祀る場所

神道では、自然の中に宿るとされる神さま、神話に登場する神さまなど、数えきれないほど多くの神々を信仰の対象としています。

神社は、その神々をお祀りする場所です。

古来、日本人は、山や海、火や水、風や大地、岩や木など、さまざまな自然の中に、神さまが宿ると考え、その神さまを祀る場所として建てた建物が、神社なのです。

他にも、日本の成り立ちを描いた「古事記」に出てくる神々を祀る神社もあります。

1-1-2. 地域の守り神を祀る場所

神社は様々な神さまを信仰の対象としていますが、中でも、地域をお守る神さまである「氏神(うじがみ)様」をお祀りする場でもあります。こうした神社のことを特に「氏神神社」といいます。

氏神様とは、もとは氏族、つまり古代の生活集団として血縁関係にある人々の祖先神のことであり、「その一族の守り神」としてお祀りされたのが始まりです。

それが次第に、血縁関係にない人たちも含めて広く氏神様を共同でお祀りすることで、一族の守り神から地域の守り神となっていったのです。

なお、氏神様は、産土(うぶすな)さま、鎮守(ちんじゅ)さまとも呼ばれることがありますが、本来は

・産土神・・・人々が生まれ育った土地の守護神
・鎮守神・・・国や地域、寺院、王城などの場所を守護する神

を指します。いずれも、現在は氏神と近い意味で呼ばれるようになっています。

1-2. お寺

1-2-1. 仏像を祀る場所

お寺は、仏教の宗教施設です。そこには、仏教の信仰対象である「仏」の姿を表現した像、つまり「仏像」が祀られています。

一般に仏像は、みなさんがイメージするような、立体的に丸彫りされた彫像を指します。彫像の材質は、金属製・石造・木造など様々あります。

1-2-2. 修行と教化の場

仏教では、仏陀の説いた教えに従い、それぞれの立場で修行・実践して悟りや解脱(涅槃)を成道することを目標としています。

お寺はこの修行の場、そして仏教の教えを説くための場としての役割も果たしています。

神社は神様のための場所のため人が居住することはありませんが、お寺は僧侶が修行をしつつ住む場としての機能ももちあわせています。

2. 宗教が異なる

ここでは、それぞれの宗教の歴史や基本理念についてみていきましょう。

2-1.  神社|神道の成り立ちと基本理念は?

古事記の神々を祀るとされる高千穂神社

2-1-1. 日本土着の民族宗教

神道の歴史は、古代日本に遡ります。

稲作や漁労など、自然と深く関わりながら生活していたその昔。自然は人々に恵みを与えてくれる一方で、時に厳しく猛威を振るいます。

こうした超越的な力を持つ自然の中で、山や海、火や水、風や大地、岩や木など、森羅万象に神様が宿ると考えお祀りをするようになったことが、神道のはじまりです。

このように、神道は”日本人の暮らしの中から生まれた神々への信仰神社本庁公式サイト)”であり、その根底には自然の恵みと力に対する畏敬と感謝の心があるのです。

日本各地で生まれたこうした信仰は、大和朝廷による国土統一にともない形を整えていくことになりますが、そのころはまだ”宗教”として確立していませんでした。

こうした神々への信仰が「神道」となるのは、6世紀に仏教が大陸から日本に伝来した頃です。

それまでの日本固有の習慣や信仰が、「御祖神(みおやがみ)」の御心に従う「かむながらの道(神道)」として、次第に意識されるようになり、仏教に対して「神道」という言葉で表わされるようになったのです。

なお、「神道」は、日本人の生活に密着した形で自然発生的に生まれた宗教のため教祖や教団もなく、キリスト教やイスラム教でいう聖書やコーランといった、公式な聖典もありません。

2-1-2. 八百万の神を祀る多神教

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教が一神教であるのに対し、神道は多くの神様を信仰する「多神教」です。

日本人の生活の中から生まれた神道の神々は、その数の多さから「八百万の神々」といわれます。八百万(やおよろず)とは、とても多くの、という意味です。

一例を挙げると、

・ 自然物や自然現象を司る神々
(例: 風の神「風神」、海の神「海神」)・ 衣食住や生業を司る神々
(例: 稲の神「稲荷神」、商業の神「恵比寿」)・ 国土開拓の神々
(例: 国土の守護神「大国主命」)・ 家族や縁結びを司る神々
(例: 縁結びの神「大国主命」、家族の守護神「猿田彦神」)・ 健康や長寿を守護する神々
(例: 病気平癒の神「少彦名命」、長寿を司る神「大山祇神」)

・ 学問や技芸を司る神々
(例: 学問の神「菅原道真」、芸術の神「天鈿女命」)

・ 戦いや武道を司る神々
(例: 武運長久の神「八幡神」、剣の神「建御雷神」)

こうした神々の系譜や物語は、奈良時代にできた「古事記」「日本書紀」に書かれています。

他にも、国家や郷土のために尽くした実在する偉人も、神様としてお祀りされています。ここに挙げるのはほんの一例ですが、

・ 菅原道真
(太宰府天満宮、北野天満宮など/ 学問の神、天神)・ 坂本龍馬
(坂本龍馬神社/維新の神、開拓の神)・ 西郷隆盛
(南州神社/開拓の神、忠義の神)

さらに、子孫の行く末を見守る祖先の御霊(みたま)も、神様として祀られました。

2-1-3. 敬神崇祖と自然崇拝

神道の基本概念には、次の2つの大きな柱があります。

・「敬神崇祖(けいしんすうそ)」
・「自然崇拝(しぜんすうはい)」

それぞれ、順に見ていきましょう。

敬神崇祖

神様を敬い、祖先を大切にする考え方で、古くから日本人の根本的な精神として大切にされています。

祖先は家族や一族の守護者として尊ばれ、祖先を祀ることは家族の繁栄や安全を願う意味合いがあります。

このように、神々と祖先に対する尊敬と感謝の心が、日本人の文化や日常生活の中に深く根付いているのです。

多くの宗教では、神様と人間は断絶した存在とされていますが、神道では、神々は人間の「御祖神(みおやがみ)」として深い繋がりがあるとされます。

この経緯については『古事記』や『日本書紀』の国譲り神話に詳しく描かれていますが、それによると、初代天皇である神武天皇は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫のひ孫にあたります。そして、現在の天皇家も天照大御神の末裔です。

「敬神崇祖」という言葉には馴染みがないかもしれませんが、お盆や正月に里帰りをしたり、お墓参りをしたり、神前や墓前で手を合わせるといった日常的な行為にも、その精神が表れているといえるでしょう。

2-1-4. 清浄と穢れ

神道においては、清浄(せいじょう)を大切にし、穢れ(けがれ)を忌み嫌うという考え方があります。

清浄とは、穢れのない状態のことです。

神道では、神々は「清浄な存在」とされ、神様に近づく際には清らかな状態でなければなりません。神社の参拝前に手水をするのも、心身を清めるためです。

一方、穢れとは、死や病、災害などを通じて生じる不浄な状態を指します。穢れは「気枯れ」とも呼ばれ、弱っている状態と捉えられています。

穢れは神々の力を妨げるとされます。お祓い(おはらい)や禊(みそぎ)は、穢れを払うために行う儀式です。

神社に参拝する際にはまず手水舎で手と口を清めるのは、禊の簡略した形であるといえます。他にも、ご祈祷の中で神職がまず「祓詞」を奏上しますが、これは神様をお招きする前に、まず自身の罪穢れを祓い清浄になることを意味します。

2-2. お寺|仏教の歴史と基本概念は?

仏教を象徴する蓮の花

2-2-1. インド発祥の外来宗教

仏教は、古代インド(紀元前5〜6世紀頃)にインドで釈迦(ゴータマ・シッダールタ)によって開かれました。

日本には、中国を経由して6世紀に伝来し、以降、天皇や貴族の庇護を受けながら広まり、鎌倉時代には禅宗や浄土宗などの新しい宗派が登場しました。

2-2-2. 悟りと輪廻解脱

仏教の基本教義は、「修行を通じて悟りを得て、輪廻から解脱すること」です。

仏教では、人生は苦しみに満ちており、この苦しみは欲望や執着といった煩悩から生じると考えられています。

しかし、修行を通じて智慧を身につけることで、この苦しみの原因を理解し、真理に目覚めることができます。これによって煩悩が消え去り、苦しみの世界である輪廻から解脱し、極楽浄土で真の安らぎを得ることができるとされています。

2-3. 日本における神社とお寺の歴史は?

日本の歴史において、神社と寺の区別が曖昧に感じられるのも無理はありません。

というのも、奈良時代には、神仏習合の思想により神道と仏教が融合し、両者が密接に結びついていました。

しかし、明治時代に入ると、政府は国家の統一と近代化を目指し、神道を国教とする政策の一環として神仏分離令を発布しました。

これにより、長い歴史の中で混ざり合っていた神社と寺は、それぞれの宗教的役割を明確に分離され、現在の姿に至ったのです。

2-3-1. 神仏習合(奈良時代)

神仏習合は、神道と仏教が融合した形態で、日本に仏教が伝来した6世紀頃から始まりました。

仏教の伝来とともに、神道の神々が仏教の守護神として捉えられるようになり、神様と仏様が共存する信仰が広がりました。

平安時代には、神道の神様が仏の化身とされ(本地垂迹説)、寺院の境内に神社が併設されることが一般的になりました。

この時期には、鎮守神と呼ばれる神々が寺院の守護神として祀られ、寺社の融合が進みました。

鎌倉時代には、両者の融合はより強固になり、神仏習合が広く社会に根付いていきました。

2-3-2. 神仏分離(明治時代)

神仏分離は、明治時代に行われた政策で、国家による神道の保護と仏教からの分離を目的としていました。

1868年の明治維新により、政府は「神仏判然令」を発布し、神道を国教として位置づけ、仏教との関係を断ち切る政策を進めたのです。

この動きは廃仏毀釈(仏教排斥運動)に発展し、多くの寺院や仏像が破壊されました。その目的は、神道を純粋な国家の宗教として再定義し、日本の近代化に役立てるためでした。

この政策により、数百年にわたる神仏習合の伝統が崩れ、神社と寺院の機能が明確に分けられることになりました。

3. 神社とお寺で祀っているものは?

3-1. 神社|ご神体

御本殿

神様をお祀りする神社では、神様が降臨して宿るとされる「ご神体」をお祀りしています。

ご神体は本殿で祀られており、神社で最も尊ばれているもので、公開されることはありません。その神社に奉仕する神職ですら触れることが許されない場合もあります。

ご神体となるのは、島や山、岩といった自然物から、鏡や刀など様々です。

3-2. お寺|仏像

仏像

お寺では、「仏像」として仏教の開祖である仏陀(釈迦)や、衆生を救済する菩薩などが祀られています。

なお、仏教には宗派が存在するので、ぞれぞれ中心となる仏像が異なります。

例えば、浄土宗や浄土真宗では極楽浄土の教えに基づき阿弥陀如来が中心として祀られ、真言宗では宇宙の真理を象徴する大日如来が本尊とされています。

神社のご神体と異なり、仏像は一般に公開されていることが多いです。

他に、普段は公開されていない仏像は扉の閉じた厨子の中にあり、扉が開く「御開帳」の日にのみ拝める秘仏、御開帳時でも見ることができない絶対秘仏というものもあります。

4. 神社とお寺の参拝方法は?

4-1. 神社の参拝作法は?

4-1-1. 鳥居~手水舎の作法

手水舎

鳥居を境に、神社の境内は神域です。

鳥居の近くには手水舎があるので、心身を清めましょう。

1.右手で柄杓(ひしゃく)を取り、左手を洗います。
  水を汲み上げ、左手にその水をかけて洗います。2.柄杓を左手に持ち替え、右手を洗います。
 再び水を汲み上げ、右手を洗います。3.再び柄杓を右手に持ち替え、口をすすぎます。
左手のひらに水を受けて溜め、口をすすぎます。
この時、柄杓に直接口をつけないようにしましょう。
静かにすすぎ終わって、水をもう一度左手に流します。4. 最後に柄杓を立て、残った水を柄に流します。

(参考:参拝方法 | おまいりする | 神社本庁公式サイト

▼動画での解説はこちら
手水の作法【参拝の心とかたち】 (youtube.com)

4-1-2. 拝礼の作法「二拝・二拍手・一拝」

神社にお参りする女性

本殿にて、お賽銭を入れ鈴を鳴らしたら、いよいよ拝礼をします。

神社での拝礼の基本作法は、

「二拝・二拍手・一拝(にはい・にはくしゅ・いっぱい)」です。

「二礼・二拍手・一礼(にれい・にはくしゅ・いちれい)」ともいいます。

1.神前に進み、姿勢をただし再拝(礼)します。
背中を平らにし、腰を90度に折り、拝(礼)を2度します。

2.胸の高さで両手を合わせ、二拍手します。

この時、右指先を少し下にずらします(第1関節くらいまで)。そして肩幅程度に両手を開き、2回手を打ち、その後指を揃えます。

3.あらためて姿勢をただし、拝(礼)をします。

最後にもう1度拝(礼)をします。

(引用元:参拝方法 | おまいりする | 神社本庁公式サイト

▼動画での解説はこちら
神社参拝の作法【参拝の心とかたち】 (youtube.com)

拝礼作法は歴史的には様々なものがありましたが、明治時代からこの作法が一般化しました(神道いろは, p.38)。

ただし、神社によっては特殊な拝礼方法を行っているところもありますので、その場合は作法に従ってお参りしましょう。

4-2. お寺の参拝作法は?

4-2-1. 山門~手水舎・常香炉の作法

常香炉

山門は、悟りの領域の入口です。一礼し、敷居は踏まずにまたいで入ります。

参道の中心は通らず、左右の端を歩き、手水舎まで進みましょう。

手水の作法は、神社の場合と同じです。

常香炉があればお線香を供え、煙を受けて心身を清めましょう。

4-2-2. 拝礼の作法「合掌一礼」

合掌

宗派にもよりますが、概ねお寺のお参りの仕方には「必ずこうしなければ」いう細かい決まりはありません。

ここでは一般的な作法を紹介しますが、大切なことは気持ちをしっかり込めることです。

1. 合掌一礼します。

2. 両手を静かに合わせし、日常の感謝の気持ちをもってご本尊にお祈りします。(手はたたきません)

3. 合掌一礼します。

―――――――――――――――――

※線香をお供えする場合は、
1. の合掌一礼の後に以下を行います;

・ロウソクに火を灯し、線香を1本とり火をつけます。
・線香を香炉にさします。

また、お祈りが終わったら、ロウソクの灯を消し(吹き消さない)てから、3. 合掌一礼します。

※鰐口(わにぐち:銅鑼のような鳴らす仏具)がある場合は、1. の合掌一礼の後に静かに1度鳴らします。

(参考:祥龍山金剛寺, 村松虚空蔵尊, 大本山成田山新勝寺

5. 神社とお寺に勤める人

5-1. 神社に勤める人は?

5-1-1. 神職|神事にかかわる

神職 神社には「神職」が勤めています。「神主」ともいいます。

神職の主な役割は、祭祀などの神事や、神社の管理も行います。

一般に「神主」とも呼ばれ、宮司を最高位として、権宮司・禰宜・権禰宜・出仕といった職階が定められています。「権」は「副、仮の」という意味です。神社によっては特別な職階がある場合があります。(会社でいうと「役職」の意味合いです。)

なお、神職になるには資格が必要です。この資格には、神道の徳目である「清き明き正しき直き心」にちなんで「浄階・明階・正階・権正階・直階」といった、神社本庁傘下にある神社共通の階級である「階位」があります。

他にも、神前結婚式を執り行う、神葬祭や地鎮祭といった神社外での祭典を行うなどします。

5-1-2. 巫女|神職の補佐

巫女

神職の補佐的な役割として、神社には巫女がいます。

巫女には神職資格は必要ありませんが、神職を補助して、神様に奉仕する立場にあります。

古代においては、巫女は神様のお告げを聞き真意を伝える重要な役割を果たしていましたが、中世以降から次第に現在のように神職の補助的な存在となっていきました。

神社によっては、巫女舞や神楽を通じて、神様に奉仕をしています。

5-2. お寺に勤める人は?

5-2-1. 僧侶|教化と修行

僧侶

お寺には僧侶がおり、説法や法要を通じて仏教の教えを広め、人々を悩みや不安から救うことを本来の役割としています。講話会を開いて仏の教えをわかりやすく話したり、座禅や写経の指導も行います。

葬儀や法要で読経をしたり、仏前結婚式を行うといったこともします。

実務的な面では、神職と同じように、寺院の管理も行っています。

さらに、僧侶自身もお寺で修行をしています。

修行僧の生活は全てが修行といっても過言ではありません。読経や瞑想、座禅はもちろんのこと、早寝早起き、清掃、雑務、勉強も全て修行です。食事も精進料理といって、動物性の食べ物を避け、厳しく制限されたものをいただきます。

なお、「僧侶」とは、出家して仏門に入って修行をしている人を指します。特に、女性の僧侶のことを「尼」といいます。

僧侶の中でも、修行を積んで一人前と認められ、教えを説く僧侶のことを「和尚」といいます。

寺院に住み込んでいる「住職」は、寺の運営・管理を行い、一般的には和尚が務めることが多い役職です。

6.神社と寺の建造物と特徴

6-1. 神社にはどんな建物がある?

神社境内の概観

(出典:境内について | 神社本庁公式サイト

神社は、神様をお祀りする場所として全国津々浦々、多数存在しますが、神社によって境内のつくりはさまざまです。

ただし、鳥居・手水舎・拝殿・本殿といった基本的なものは共通しています。

ここでは、多くの神社に共通する境内のつくりを紹介します。

6-1-1. 鳥居

靖国神社 鳥居

神社は、神様のいる神域です。鳥居は、この神社の「神域」と「俗界」を分ける境界として立てられています。鳥居に入ると、そこは境内、つまり「神社が鎮座する敷地」となります。

鳥居をくぐる際は、目上の方のお宅に入るような気持ちで、一度立ち止まってお辞儀をするのが礼儀とされています。

鳥居にはさまざまな形がありますが、代表的なものには横柱がまっすぐな神明鳥居や、両端が反っている明神鳥居があります。

鳥居の起源については諸説あり、最も有名なものとして、古事記で書かれたエピソードがあります。天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れた際、八百万(やおよろず)の神々が鶏を鳴かせ、その鶏が止まった木が鳥居の由来だとする説があります。

また、鳥居は外国から伝わったものだとする渡来説もあります。

いずれにしても、鳥居は神聖な場所への入り口として、日本の信仰文化に深く根付いた象徴となっています。

6-1-2. 参道

参道は、鳥居から社殿へと続く神聖な道で、神様の世界へ一歩ずつ近づくことを意味します。

参道の中央は「正中」とよばれ、神様の通り道とされているため、正中を外して歩くことが礼儀とされています。

また、玉砂利を踏む音は身を清めるといわれています。参道を歩く際は、神様への敬意を忘れず、他の参拝者とも譲り合うことが大切です。

6-1-3. 手水舎

手水舎

手水舎は、参拝前に手と口を清めるための場所で、心身を清浄にする「禊」を簡略化したものです。

『古事記』には、伊邪那岐命が黄泉の国から帰った際に禊を行ったと記されており、これが禊の起源とされています。

神道では「清浄」が大切とされ、手水舎での清めは、心のけがれを水に流す意味も込められています。

6-1-4. 狛犬

狛犬

狛犬は神社の入口や参道で邪気を祓い、神様を守護する役割を持つ獅子形の像です。

起源はエジプトやインドとされ、シルクロードを経て日本に伝わり「高麗犬(こまいぬ)」と呼ばれるようになりました。

神社によっては、狛犬の代わりに狐(稲荷神社)や牛(天満宮)が置かれることもあり、これらは神さまの使いとされています。

狛犬の表情や姿は神社ごとに異なるため、参拝時にその違いを楽しんでみてもよいかもしれません。

6-1-5. 御本殿

太宰府天満宮 本殿

ご本殿は、神様がお鎮まりになっている神社で最も神聖な場所です。

通常は扉が固く閉ざされ、中を見ることはできませんが、特別な祭祀の際に開かれます。

参拝者は中を見られませんが、神様はいつも参拝者を見守っているとされています。

6-1-6. 拝殿

寒川神社 拝殿

拝殿は、通常ご本殿の前にあり、お参りのために参拝者がいる場所です。

多くの場合、ご本殿よりも大きな造りになっており、参拝者が目にする建物として目立つ存在です。

6-1-7. 鎮守の森

鎮守の森

多くの神社では、社殿を囲むように茂る森林が見られます。
この森は「鎮守の杜」と呼ばれ、神聖な場所として長年大切に守られてきました。
鎮守の杜は、神霊が鎮まる場所とされる信仰もあり、ただの木々の集まりではなく、自然を守りながら人と自然が共存する神道の精神を象徴しています。

6-1-8. 神楽殿(舞殿)

鶴岡八幡宮 舞殿

神楽殿は、神さまに奉納する神楽や舞楽、雅楽などを行うための建物です。

神社の祭典では、巫女舞や神楽が奉納され、神楽殿や舞殿がその舞台となります。

6-1-9. 摂社・末社

摂社・末社

神社の境内には、本殿以外に「摂社」や「末社」と呼ばれる小さなお社があることがあります。

これらには、主祭神と関係の深い神さまや、その神社にゆかりのある神さまが祀られています。摂社は末社よりも格が高く、特別な由緒を持つ神社に使われることが多いです。

6-2. お寺にはどんな建物がある?

寺の境内にある建物は、伽藍、正式には僧伽藍(そうがらん)と呼ばれます。

主要な7つの建物のこと、もしくはそれらを持つお寺のことを「七堂伽藍(しちどうがらん)」と呼びます。

七堂とは、

・金堂(こんどう)、本堂(ほんどう)
・塔   (とう)
・講堂(こうどう)
・経蔵(きょうぞう)
・鐘楼(しょうろう)
・僧房(そうぼう)
・食堂(じきどう)

6-2-1. 山門

山門

山門は、寺院や神社の入り口に建てられる門で、境内と外界を隔てる象徴的な存在です。参拝者がこの門をくぐることで、神聖な空間に入るという意味が込められています。

6-2-2. 仁王像

仁王像

仁王像は、寺院の山門などに安置される二体の守護神像で、阿形(口を開けた像)と吽形(口を閉じた像)の一対の像から成ります。

仏教の教えを守り、悪を退ける力を象徴する存在として、参拝者を迎えます。

彼らの力強い姿勢は、仏教の守護者としての威厳を表し、境内の平安を守る役割を担っています。

6-2-3. 本堂

本堂

本堂は、寺院の中心的な建物で、仏像や経典が安置され、信者が参拝や祈りを捧げる場所です。

多くの寺院では、本尊と呼ばれる主要な仏像が本堂に祀られ、仏教の教えに基づいた儀式や法要が行われます。

建築様式や装飾は寺院ごとに異なり、歴史的・文化的な価値が高いものも多くあります。

6-2-4. 塔

塔

寺院にある塔は、仏舎利(仏陀の遺骨)や経典などを納めるための建築物で、仏教の象徴的な存在です。

五重塔や三重塔など、層を重ねた構造が特徴で、天と地を結ぶ縁起の良い形とされています。

塔は信仰の対象として崇められ、その美しい建築は現在もなお多くの人々を魅了しています。

6-2-5. 講堂

講堂

講堂は、寺院で僧侶が仏教の教えを学んだり、説法が行われるための重要な建物です。

修行や学問の場として使用されることが多く、僧侶たちが集まり、仏法を学ぶ中心的な場所です。

また、一般の参拝者に向けて法話や説教が行われることもあり、寺院の教育の場としての役割を担っています。

6-2-6. 経蔵

経蔵

経蔵は、寺院において仏教の経典や教典を保管するための建物です。
内部には、仏教の知恵が詰まった多くの経典が収められ、僧侶たちがこれらを学び、伝えるために使用されます。

6-2-7. 鐘楼

鐘楼

鐘楼は、寺院に設置された鐘を納める建物で、寺院の時間を告げたり、儀式や法要の際に鐘を鳴らすために使われます。

大晦日に聞く「除夜の鐘」はこの鐘の音です。

鐘の音は、煩悩を取り除くとされる神聖な響きとして信仰されています。

7. 神社と寺の名称の違い

7-1. 神社の名称はどんなものがある?

“神社”と一口に言っても、「○○神宮」「○○大社」「○○神社」というように様々な名称があります。

この、神社の名称につく称号のことを「社号」といいます。

それぞれについて見ていきましょう。

7-1-1. 神宮

神社の社号として、最も格式高いものです。天皇や天皇の祖先である皇祖神を祀った神社です。

▶例:伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮など

なお、単に「神宮」という場合は、「伊勢神宮」のことを指します。伊勢神宮は、皇祖神の中でも更に祖先である「天照大神(あまてらすおおかみ)」を御祭神とする、神道の中心的な神社です。

7-1-2. 宮

天皇や皇室と親交深い人物が祀られていたり、歴史上の重要な人物を祀っている特別な由緒を持った神社につけられます。

▶例:北野府天満宮(菅原道真)
日光東照宮(徳川家康)
香椎宮(仲哀天皇、神功皇后)

7-1-3. 大神宮

伊勢神宮などの神社から分霊した神を祀った神社につけられる社号です。

神社から遠方に住んでおり、参拝が難しいなどの事情がある場合、別の場所でも現地へ参ったのと同様のご利益を頂けるとする「遥拝」をするための神社としての役割を果たします。

▶例:東京大神宮、出雲大神宮など

7-1-4. 大社

明治以降戦前までは、天孫に国譲りを行い、多大な功績をあげた大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀る出雲大社を示す社号として用いられてきました。

地域信仰の核をなす大神社の社号として、戦後は広く全国から崇敬を集める神社に使われるようになっています。

▶例:出雲大社、春日大社、伏見稲荷大社

7-1-5. 神社

一般的な神社の社号です。

7-1-6. 社

大きな神社から分霊した神を祀った規模の小さな神社に使われます。

7-2. 全国にある神社はどんなものがある?

平安時代初期までは、その土地の神さまである氏神を信仰することが主流でしたが、中期頃以降は、霊威ある神様が地域を超えて祀られる勧請(かんじょう)型信仰が盛んになりました。

「勧請」とは、離れた土地から分霊を迎えお祀りすることです。

あまり聞きなれない言葉ではありますが、この勧請神社の例を挙げると「稲荷神社」「八幡宮」「天満宮」など身近に感じられるかもしれません。

ここでは、全国に比較的多い神社について紹介していきます。

7-2-1. 稲荷神社

伏見稲荷神社

稲荷神社といえば、赤い鳥居と狐をイメージする方が多いでしょう。

総本社を伏見稲荷大社(京都府)とするこの稲荷神社は、日本で最も数が多い神社といわれています。

主祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。

このご祭神の名につく「うか」は古くは食べ物を意味する言葉でした。

また、「稲荷」の語源は、「稲成り」「稲生り」といわれ、稲を生み育てる神さまを意味しています。

このように、もともとは農業の神さまでしたが、時代の変遷により商工業が盛んになった今は、広く商業・産業を守護する神さまとされています。

さて、稲荷神社と狐の関係については諸説ありますが、この神さまが農業を司ることに関係するともいわれます。

古くから日本人は、「田の神」は、春になって山から下りてこられ、また秋になって収穫が終わると山に帰って「山の神」になられると考えられていました。そして、春先になると山から人里近くにあわられるようになる狐の姿を「山の神」、つまり「田の神」のお使い、ひいてはお稲荷さんのお使いとして神聖化したものだとも考えられています。(「神社検定公式テキスト①神社のいろは」p. 62)

7-2-2. 八幡宮

鶴岡八幡宮

ほぼ全国的にお宮が存在するとされる「八幡宮」。

主祭神は八幡大神(応神天皇・誉田別尊)であり、その起源は宇佐神宮(大分県)にあります。

他にも代表的なものとして、石清水八幡宮(京都府)や鶴岡八幡宮(神奈川県)があります。

仏法主語、国家鎮護、武門の神さまとして歴史的に崇敬を集めています。

7-2-3. 天満宮

太宰府天満宮

学問の神さま、受験の神さまとして名高い「天神さん」は、天満宮や天神社のことです。

その代表的な神社は、太宰府天満宮(福岡県)。

ご祭神として菅原道真を祀ります。

平安時代初期、学問の名家に生まれた菅原道真は、文章・詩歌に優れ、政治的には右大臣にまでなります。

しかし、その才能を恐れた左大臣などにより、道真は無実の罪に問われ九州に左遷され、身の潔白を訴えながら亡くなります。

すると、京の都では道真を無実の罪に陥れた人物たちが次々に亡くなったり、宮中に雷が落ちるなど、災害異変が続発します。

これらは道真の怒りが招いたものと考えられ、朝廷では道真の階位を右大臣に戻し、さらに太政大臣の位を贈るなど、道真公の怒りを鎮めるとに尽力しました。

この、道真公の怒りを鎮めて秩序を回復しようとする信仰が、天満宮の始まりです。

時を経て、次第にその後は御神徳が変化し、道真公の生前の功績から朝廷の守護神として、和歌や連歌の神として、火雷天神という天候を司るご神威から農耕の神として、など様々な神さまとして信仰されていきます。

江戸時代になると、学問の神さまとして寺子屋や藩校などで祀られました。

8-2. お寺の名称はどんなものがある?

8-2-1. お寺の正式名称は「○○山○○院○○寺」

お寺の正式な名称は「○○山○○院○○寺」のように、
山号(○○山)、院号(○○院)、寺号(○○寺)で構成されます。

この形式は多くの寺院で採用されており、たとえば、浄土宗総本山の知恩院は「華頂山知恩院大谷寺」、また浅草寺の正式名称は「金龍山伝法院浅草寺」となっています。

しかし、これらの名前は長いため、一部を省略した通称がよく使われます。

寺院の名前に山号が付けられる理由として、かつて多くの寺が山の中に建てられたことが挙げられます。これにより、所在地を示すために「○○山」という呼称が使用されてきました。

現在でも平地に建てられている寺院に山号が付けられることがあり、伝統が続いています。また、寺院の正面にある門を「山門」と呼ぶのもこの由来によります。

8-2-2. 「不動尊」や「大師」と呼ばれる場合も

寺院は時に、正式名称ではなく「不動尊」や「大師」といった別称で呼ばれることがあります。

不動尊は、特に不動明王を祀る寺院で使用され、不動明王が本尊として信仰されている場合に広く親しまれている呼び名です。

また、大師は、高僧に与えられる称号で、特に真言宗の開祖である弘法大師(空海)にちなむ寺院で使われます。弘法大師を祀る寺院は「○○大師」と呼ばれることが多く、信仰の中心となっています。

8-3. その他(院・庵・閣・坊など)

寺院には、名前の一部に「院」「庵」「閣」「坊」などが付けられることがあります。

これらの名称にはそれぞれ特有の意味があります。

  • : 寺院内の別舎を指します。また、寺院全体を指す別称としても使用され、寺号と組み合わせて「寺院」と呼ばれることもあります。院号は天皇家や摂関家との関係が深い寺院で使用されることが多いです。
  • : 元々は出家した人が住む簡素な住居を指します。歴史的に有名な庵には、俳聖・芭蕉が暮らした「芭蕉庵」や良寛和尚が住んだ「五合庵」などがあります。
  • : 仏像や経典、重要な品々を納めるための建物を指します。有名な例として、金閣寺の「金閣」や銀閣寺の「銀閣」があります。
  • : 寺院や神社などの大きな建物を指します。特に、本堂や金堂のように、主要な仏像を安置する建物を「堂」と呼びます。東大寺の「大仏殿」などがその一例です。
  • : 大きな寺院に属する小さな寺院や僧侶の居住場所を指します。「僧坊」や「宝坊」などの名前で呼ばれ、僧侶の生活に密接な場所です。

これらの呼称は、寺院の構造や歴史、機能に基づくものであり、一般的な呼び方として地域や時代に応じて親しまれています。

8. 神社とお寺を英語で説明してみよう

神社とお寺の特徴を、英語で簡単に説明する一例です。

8-1. 神社(shrine)

A shrine is a religious facility based on Shinto, an ancient religion of Japan, and is a place where deities (kami) are enshrined.

In Shinto, it is believed that gods dwell in all things, including natural objects like mountains, rivers, and trees.

The torii gate marks the boundary between the sacred space and the ordinary world.

When visiting a shrine, it is customary to bow once at the torii, purify your hands and mouth at the temizuya, and offer prayers with two bows, two claps, and one bow at the main shrine.

At shrines, Shinto priests perform rituals and maintain the shrine.

(和訳)神社とは、日本古来の宗教である神道に基づく宗教施設であり、神々をお祀りしています。

神道では、山や川、木などの自然物をはじめ、あらゆるものに神が宿ると考えられています。

神社の鳥居は、神聖な領域と俗界の境界を示す入口となっています。

神社を訪れた際には、鳥居で一礼し、手水者で手と口を清め、拝殿にて「二拝二拍手二拝」の作法で拝むことが礼儀とされています。

神社では、神職が祭事や社務をしています。

8-2. お寺(temple)

A temple is a place of Buddhist worship where Buddhist statues are enshrined.

Buddhism is a teaching founded by Shakyamuni in ancient India, which states that life is full of suffering born from desires and attachments, and the goal is to attain enlightenment and break free from the cycle of reincarnation through spiritual practice.

Temples serve as centers for religious training, education, and practice.

The entrance to a temple is called the mountain gate (sanmon), symbolizing the path to enlightenment.

At temples, monks study and spread Buddhist teachings while living a disciplined life of spiritual practice.

(和訳)お寺は、仏教のための施設であり、仏像がお祀りされています。

仏教は古代インドで釈迦によって開かれた教えであり、人生は煩悩から生まれる苦しみに満ちていますが、「修行を通じて悟りを得て、輪廻から解脱すること」を目標とします。

お寺は、仏教の教えに基づいた修行やその教えを広めるための施設としての役割を果たしています。

お寺の入口は山門と呼ばれ、悟りへの道を象徴しています。

お寺では、僧侶が仏教の教えを学び広めながら、自らも規律ある修行生活を送っています。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

「神社とお寺、なんだか似ているな」と思っていた人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この記事を読んで、根本である宗教やその歴史、建造物やそこに勤める人についても全く異なるということがおわかりいただけたかと思います。

神社と寺の最大の違いは、神社が神道、寺が仏教という異なる宗教に基づいている点です。

神社は日本固有の自然崇拝や祖先崇拝を基盤とし、神さまを祀る場所です。

一方、寺は仏教の教えに基づき、仏や菩薩を祀り、悟りを目指す修行の場として機能しています。

神社とお寺には、それぞれの宗教に基づいた参拝作法や建造物があります。

これらの違いを知ることで、自身が参拝しているところが神社なのかお寺なのか、しっかりと認識をして正しい作法でお参りすることで、ありがたい気持ちになることができるでしょう。

<参考資料>

神社本庁監修「神社検定公式テキスト①神社のいろは」扶桑社 2012年
神社本庁監修「神社検定公式テキスト③神社のいろは 続き」扶桑社 2013年
神社本庁教学研究所監修 編「神道いろは-神社とまつりの基礎知識」神社神報社 2007年
石田一裕「知れば知るほどおもしろい! やさしくわかる仏教の教科書」ナツメ社 2024年
文化庁編「宗教年鑑」令和5年版
JFAコンビニエンスストア統計調査月報(2024年8月20日発表)

 

よくある質問

[質問] 神社と寺の参拝方法はどう違うのですか?
[回答]神社では「二礼二拍手一礼」、寺では静かに「合掌一礼」してお祈りをします。神社は神さまへの感謝、寺は仏さまへの祈りが主となります。
[質問]神社と寺はどう見分けられますか?
[回答]神社には鳥居があり、寺には仏像や鐘楼があります。また、神社は神道、寺は仏教の施設と異なる宗教施設であり、それぞれの境内にある建造物には意味があります。

 

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