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2024年12月26日(木)は開運日!
2024年12月26日(木)は、「一粒万倍日」「天赦日」が重なる開運日です。
一粒万倍日とは、「一粒のもみが何倍にも実のり稲穂になる」ように、この日に始めたことは何事も大成する日。
天赦日は神様が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日。物事が迅速に運び、何を行うのにも良いとされる最上の吉日とされます。
このチャンスを逃さずに、何か新しいことを始めてみるのもよいかもしれません。
2024年の開運日一覧
今年は、一粒万倍日と天赦日が重なる日が4日あります。
すぐに手帳にメモしておきましょう!
1月1日(月・祝) | 一粒万倍日 × 天赦日 × 天恩日 |
3月15日(金) | 一粒万倍日 × 天赦日 × 寅の日 |
7月29日(月) | 一粒万倍日 × 天赦日 × 大安 |
12月26日(木) | 一粒万倍日 × 天赦日 |
1.一粒万倍日とは?
1-1. 日本の暦の吉日の一つ
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは、選日とよばれる暦の一つです。
暦注とは、暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などの事項を表します。選日とは、特にその暦注において干支の組み合わせによってその日の吉凶を占うもので、六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外のものの総称のことを指します。
選日は、一粒万倍日の他に、不成就日・八専・十方暮・天一天上・三隣亡・三伏・犯土(大土・小土)・臘日があります。
1-2. 物事を始めるのによい日
一粒万倍日は、その漢字が示す通り、「一粒のもみが何倍にも実のり稲穂になる」という意味です。
この日に始めたことは、やがて大きな成果を上げるとの考えから、物事を始めるのによい日とされています。
1-3. 年間約60日
一粒万倍日は、六曜と同じように、周期によって機械的に振り分けられています(したがって、縁起がいいことの科学的な根拠があるものではありません)。
具体的には、一粒万倍日は、二十四節気と1日毎に振り分けられている十二支によって決まります。平均して月に4~6日ほど、年間およそ60日ありますので、意識して生活に取り入れてみましょう。
二十四節気 | 日干支 | 2024年(令和6年) |
立春 ~ 啓蟄の前日まで | 丑・午 | 2月7日・12日・19日・24日 3月1日 |
啓蟄 ~ 清明の前日まで | 酉・寅 | 3月2日・10日・15日・22日・27日 |
清明 ~ 立夏の前日まで | 子・卯 | 4月3日・6日・9日・18日・21日・30日 5月3日 |
立夏 ~ 芒種の前日まで | 卯・辰 | 5月15日・16日・27日・28日 |
芒種 ~ 小暑の前日まで | 巳・午 | 6月10日・11日・22日・23日 7月4日・5日 |
小暑 ~ 立秋の前日まで | 酉・午 | 7月8日・17日・20日・29日 8月1日 |
立秋 ~ 白露の前日まで | 子・未 | 8月11日・16日・23日・28日 9月4日 |
白露 ~ 寒露の前日まで | 卯・申 | 9月12日・17日・24日・29日 10月6日 |
寒露 ~ 立冬の前日まで | 酉・午 | 10月9日・12日・21日・24日 11月2日・5日 |
立冬 ~ 大雪の前日まで | 酉・戌 | 11月17日・18日・29日・30日 |
大雪 ~ 小寒の前日まで | 亥・子 | 12月13日・14日・25日・26日 |
小寒 ~ 立春の前日まで | 卯・子 | 2024年1月1日・13日・16日・25日・28日 |
上記の表中、「天赦日」は「天がすべての罪を赦す日」という意味であり、大きな幸運を呼び込むことができる最高の吉日です。年に数回しかありません。一粒万倍日と重なることで最強の開運日となります。
また、一粒万倍日の日のうち、何をやっても成就しない凶日とされている「不成就日」が重なったものは灰色としています。
一粒万倍日は、「(いいことも悪いことも)万倍になる」といわれているので、凶日の縁起の悪さを強めてしまうという考え方があります。一方で、吉凶の縁起はプラスマイナスゼロになるという考え方もあり、どちらが正しいとははっきりいえません。
ご自身が何を信じるかによりますが、少しでも気になる場合は、一粒万倍日の中でも「不成就日」にあたる日には、何かを始めることを避けましょう。
1-4. 神社とは直接の関係はない
一粒万倍日などの選日や六曜の考え方は、神社と直接関係のあるものではありません。
したがって、縁起が悪いといわれている日でも神社へお参りして大丈夫です。
しかし、選日も六曜も古くから日本にあった考え方です。
「せっかくの縁起のいい日だから神社にお参りしよう」という考え方は、今も昔もあることでしょう。
神社にお参りする際の選日や六曜は、参考程度に考えるとよいでしょう。
2.一粒万倍日にするといいことは?
「一粒のもみが何倍にも実のり稲穂になる」ように、一粒万倍日に始めたことは、やがて大きな成果を上げるとされており、物事を始めるのにいい日とされています。
2-1. お金関係
2-1-1. 財布の購入・新調
一粒万倍日には、財布を新しく買い替えたり使い始めたりすることがよいとされています。
一粒万倍日に財布を新しくすることで、財布にお金を呼び金運がアップするとされています。
2-1-2. 銀行・証券口座の開設
銀行や証券口座を新しく開設することも、一粒万倍日に行うとよいとされています。万倍のお金を呼び込み、収入や資産が増えていくかもしれません。
iDeCoやNISAなどの資産形成を始めようと思っている方には、一粒万倍日に口座を開設してみるのもよいかもしれません。
2-1-3. 宝くじの購入
一粒万倍という言葉から、宝くじとの相性は良いといわれています。
2-2. ビジネス
2-2-1. 開店・開業
一粒万倍日は、新たな店舗の開店や、新しく事業を始めるタイミングにも適しています。
2-2-2. 転職活動
一粒万倍日に始めたことはやがて大きな成果となることから、転職活動を始めるのにもよいタイミングです。
転職に興味のある方は、転職サイトの登録や気になる会社への応募など、一粒万倍日にはじめてみてもよいかもしれません。
2-3. 結婚関連
2-3-1. 結納・入籍・結婚式
結納・入籍・結婚式を一粒万倍日に行うことも大変縁起がいいとされています。
幸せの種が大きく結実し、幸せが長続きすることでしょう。
2-3-2. プロポーズ・指輪の購入
パートナーとの結婚を考えているものの、いつプロポーズしようか・・・と考えていらっしゃる方もいるかもしれません。一粒万倍日はプロポーズにもふさわしいお日柄です。
また、婚姻関係でいうと、婚約・結婚指輪を購入するというのもいいですね。
お二人の幸せが、万倍になることでしょう。
2-4. 新生活・その他
2-4-1. 引っ越し
一粒万倍日に新居に引っ越すことで、新しい住まいに運気を呼び込むといわれています。
ただし、新生活が始まる春先、引っ越しシーズン真っ盛り一粒万倍日は予約が取りにくい可能性もありますので、早めに予定しておきましょう。
2-4-2. 新しい習い事
一粒万倍日に、新しい習い事を始めるのにも、よいタイミングです。
スキルアップの勉強をはじめたり、オンライン講座に申し込んだり、自分磨きのための習い事など、日ごろ忙しくて「やってみたいな」と思っていることがあれば、この一粒万倍日をきっかけに一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。
2-4-3. 以前から欲しかったものを買う
特に大きなイベントがないという方でも、せっかくの一粒万倍日ですので、以前から欲しかったものを買うというのもよいでしょう。
2-4-4. 植物の種をまく
生活様式が変化し、自宅で過ごす時間が増えたことにすっかり慣れてきたこのごろ。
部屋のリフレッシュを兼ねて植物を育ててみるのもよいかもしれません。
2-5. 大切な人に感謝の気持ちを伝える
日頃、なかなか感謝の気持ちを伝えるタイミングを見つけるのは難しいことかと思います。
そんな方は、一粒万倍日に、大切な方に感謝の気持ちを伝えましょう。
3.一粒万倍日にやってはいけないことは?
一粒万倍日にはじめたことは、いいことも悪いことも、万倍にしてしまいます。
大きなトラブルにつながらないよう、次の行動は慎みましょう。
3-1. お金や物を借りる
一粒万倍日にお金を借りると、その借金が万倍にも膨れ上がってしまうといわれています。友達や家族からお金を借りたり、ローンを組んだりということは避けましょう。
お金だけでなく、物を借りるのも避けた方がよいとされています。
3-2. 嘘・陰口
一粒万倍日につい口から出てしまった嘘や陰口も、大きくなって大変な結果をもたらすことがあります。
一粒万倍日に限らず、嘘や陰口は慎むべきですが、この日は特に気を付けましょう。
3-3. 喧嘩
人間関係のトラブルを一粒万倍日に起こしてしまうと、その負の感情が万倍にもなり、大きなもめごとに発展する可能性があります。
争いの種になるようなことには、十分注意しましょう。
4.こちらも最高の吉日!天赦日とは?
4-1. 天赦日(てんしゃび)
日々の吉凶をあらわす暦注で、昔の暦の最も下に書かれていたことから「下段」と呼ばれるもののうち、縁起のいい日を「七箇の善日」といいます。
その中でも最上の吉日とされるのが「天赦日」。
「百神が天に上り、万物の罪を赦(ゆる)す日」とされ、この日に始めたことは何事も成功し、順調に物事が進むともされています。
天赦日は、以下表のように、二十四節気と日干支の組み合わせによって決まります。
(二十四節気とは、日本の季節を知るために作られた日本独自の暦です。)
二十四節気 | 日干支 | 2024年(令和6年) |
立春~立夏の前日まで | 戌寅の日 | 3月15日(金) |
立夏~立秋の前日まで | 甲午の日 | 5月30日(木)、7月29日(月) |
立秋~立冬の前日まで | 戌申の日 | 8月12日(月・祝)、10月11日(金) |
立冬~立春の前日まで | 甲子の日 | 1月1日(月・祝)、12月26日(木) |
4-2. 2024-2025年の開運日はいつ?一粒万倍日×天赦日の最高開運日!
一粒万倍日とは、「一粒のもみが何倍にも実のり稲穂になる」ように、この日に始めたことは何事も大成する日。
天赦日とは、「百神が天に上り、万物の罪を赦(ゆる)す日」とされる、最上の吉日です。
この二つの吉日が重なる日はとても縁起がよい日とされます。
そしてさらに、「金運招来」の「寅の日」が重なるのは、暦の巡りで2024年は1日だけ。
開運日にあわせて新しいことを始めたり、旅行の計画をしてみてもいいかもしれません。
日付 | 六曜 | 吉日 |
2024年1月1日(月・祝)元日 | 赤口 | 一粒万倍日 × 天赦日 × 天恩日 |
2024年3月15日(金) | 先勝 | 一粒万倍日 × 天赦日 × 寅の日 |
2024年7月29日(月) | 大安 | 一粒万倍日 × 天赦日 |
2024年12月26日(木) | 赤口 | 一粒万倍日 × 天赦日 |
2025年3月10日(月) | 赤口 | 一粒万倍日 × 天赦日 × 寅の日 |
2025年7月24日(木) | 大安 | 一粒万倍日 × 天赦日 |
2025年10月6日(月) | 仏滅 | 一粒万倍日 × 天赦日 |
2025年12月21日(日) | 赤口 | 一粒万倍日 × 天赦日 × 甲子の日 |
5.不成就日とは?
5-1. 何をやっても成就しない凶日
暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などの事項を表す暦注の一つである「選日」ですが、先日の中には「不成就日(ふじょうじゅび)」というものがあります。
その名前が示す通り、この日には何をやっても成就しない凶日とされています。
特に避けるべきこととされるのは、結婚式・入籍などの慶事、子どもの命名・出生届の提出、新しい事業を始める・開店などお祝い事です。
その他にも、
・財布の新調
・引っ越し、賃貸契約
・転職
・宝くじ購入 など
5-2. 不成就日にやってもいいことは?
5-2-1. 家でゆっくり過ごす
不成就日は、新しいことを始めるのに向いていない、というだけですので、いつも通りの生活をするには何も問題はありません。あまりに気にしすぎて何もできない、というのも本末転倒です。
毎日を忙しくされている方は特に、家で家族や友人と時間を過ごし、何もしないゆったりとした1日を過ごしてみるのはいかがでしょう。
5-2-2. 葬儀や法事(友引以外)
葬儀や法事は不成就日を避けるべきとはされていません。
ただし、六曜のうち「友引」にあたる日は、友人も道連れになってしまうという俗信があります。
5-3. 2024年の不成就日は?
不成就日は、月日の十二支と五行の関係を基準として、8日ごとに繰り返しやってきます。
旧暦ではあらかじめ決まった日が不成就日とされていましたが、現在の新暦に置き換えると、2024年の不成就日は以下の通りです。
月 | 日 |
1月 | 2日(火)、10日(水)、16日(火)、24日(水) |
---|---|
2月 | 1日(木)、9日(金)、12日(月)、20日(火)、28日(水) |
3月 | 7日(木)、11日(月)、19日(火)、27日(水) |
4月 | 4日(木)、9日(金)、17日(水)、25日(木) |
5月 | 3日(金・祝)11日(土)、19日(日)、27日(月) |
6月 | 4日(火)、10日(月)、18日(火)、26日(水) |
7月 | 4日(木)、11日(木)、19日(金)、27日(土) |
8月 | 6日(火)、14日(水)、22日(木)、30日(金) |
9月 | 4日(水)、12日(木)、20日(金)、28日(土) |
10月 | 3日(木)、11日(金)、19日(土)、27日(日) |
11月 | 4日(月)、12日(火)、20日(水)、28日(木) |
12月 | 5日(木)、13日(金)、21日(土)、29日(日) |
6. 縁起のいい日と悪い日が重なった場合は?
6-1. 過度に気にしすぎないのが吉
吉日・凶日は、干支や日時・方位などで吉凶を占うものです。そのため、ある意味機械的に振り分けられるものであり、科学的な根拠があるものではありません。
とはいうものの、選日や六曜といった考え方は古くから日本に根付くものです。
あまりに気にしすぎることで、やりたいことができない、日程に無理が生じてしまうとなると元も子もありません。無理のない程度に、あくまでも参考程度に考えましょう。
6-2. 気になる場合は、他の吉日を選びましょう
吉凶が重なる日についての考え方はいくつかあり、いずれも科学的な根拠があるものではありませんので、どれが正しいのかをはっきりさせることはできません。
例えば、一粒万倍日は、「(いいことも悪いことも)万倍になる」といわれていますので、凶日の縁起の悪さを強めてしまうという考え方があります。一方で、吉凶の縁起はプラスマイナスゼロになるという考え方もあります。
どうしても気になる場合や日程に融通が利く場合は、吉凶が重なる日ではなく、他の吉日を選ぶのもよいかもしれません。
家族や親戚の中には、お日柄を気にされる方もいらっしゃることかと思いますので、ご自身だけでできない行事やお祝い事(特に、結婚関係)は、ご家族に相談されるとよいでしょう。
7.一粒万倍日以外・天赦日の縁起のいい日は?
7-1. 六曜
六曜(ろくよう、りくよう)とは、干支や陰陽道といった思想を基に、毎日の吉凶(縁起の良し悪し)を占う際の考え方です。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順番で6種類の「曜」があります。
六曜は元々中国で生まれた概念で、日本へは14世紀頃に伝えられました。明治時代以降には、その日の吉凶や運勢を占うための暦注として広まりました。
7-1-1. 大安
多くの方がご存知かと思いますが、六曜の中でも最も縁起が良いとされるのは「大安」です。
「大いに安し」つまり、1日を通して万事において良い運勢を期待できます。
2024年 | 日 |
1月 | 6日(土)、16日(火)、22日(月)、28日(日) |
---|---|
2月 | 3日(土)、9日(金)、14日(水)、20日(火)、26日(月) |
3月 | 3日(日)、9日(土)、13日(水)、19日(火)、25日(月)、31日(日) |
4月 | 6日(土)、11日(木)、17日(水)、23日(火)、29日(月・祝) |
5月 | 5日(日・祝)、9日(木)、15日(水)、21日(火)、27日(月) |
6月 | 2日(日)、6日(木)、12日(水)、18日(火)、24日(月)、30日(日) |
7月 | 11日(木)、17日(水)、23日(火)、29日(月) |
8月 | 8日(木)、14日(水)、20日(火)、26日(月) |
9月 | 1日(日)、6日(金)、12日(木)、18日(水)、24日(火)、30(月) |
10月 | 5日(土)、11日(金)、17日(木)、23日(水)、29日(火) |
11月 | 2日(土)、8日(金)、14日(木)、20日(水)、26日(火) |
12月 | 1日(日)、7日(金)、13日(金)、19日(木)、25日(水) |
7-2. 干支暦
7-2-1. 寅の日
寅の日は「金運招来日(きんうんしょうらいび)」といわれ、お金に関して縁起のよい日とされています。
その昔、七福神の一柱であり財福の神様である毘沙門天が初めて出現したのが、聖徳太子の時代「寅の年の寅の月の寅の日の寅の刻」であったといわれています。そのため、トラは毘沙門天の遣いされ、そのご縁にあやかりトラは金運アップにつながるといわれるようになりました。
また、トラに関しては「千里往って、千里還る」ということわざがありますが、寅の日は「出て行ったものが必ず戻ってくる日」とされており、お金の出入りだけでなく、旅行に行っても安全に戻ってこられるという意味合いも持っています。
一方で、出て行ったものが戻ってくることを期待しないような冠婚葬祭の行事は、寅の日に行うのは向いていません。
2024年の寅の日は以下の通りです。
※灰色は、不成就日と重複している日を表します。
2024年 | 日 |
1月 | 3日(水)、15日(月)、27日(土) |
---|---|
2月 | 8日(木)、20日(火) |
3月 | 3日(日)、15日(金)、27日(水) |
4月 | 8日(月)、20日(土) |
5月 | 2日(木)、14日(火)、26日(日) |
6月 | 7日(金)、19日(水) |
7月 | 1日(月)、13日(土)、25日(木) |
8月 | 6日(火)、18日(日)、30日(金) |
9月 | 11日(水)、23日(月) |
10月 | 5日(土)、17日(木)、29日(火) |
11月 | 10日(日)、22日(金) |
12月 | 4日(水)、16日(月)、28日(土) |
7-2-2. 巳の日、己巳の日
七福神の中で唯一女性である弁財天は、才能と財産の神様です。その弁財天の遣いが白蛇です。
したがって、白蛇は、古くから金運や商売繁盛を招くと考えられています。
巳の日は十二支をもとにしているので12日ごとに巡ってきますが、「己巳の日(つちのとみのひ)」は、巳の日の中でもより金運がアップするといわれている吉日です。この「己巳の日」は十二支に十干を掛け合わしたもの(十干:己、十二支:巳)となりますので、60日に1度しか訪れない貴重な日です。
2024年の巳の日は以下の通りです。
※己巳の日は太字です。
※灰色は、不成就日と重複している日を表します。7月4日は己巳の日ですが不成就日となります。
月 | 日 |
1月 | 6日(土)、18日(木)、30日(火) |
---|---|
2月 | 11日(日)、23日(金・祝) |
3月 | 6日(水)、18日(月)、30日(土) |
4月 | 11日(木)、23日(火) |
5月 | 5日(日)、17日(金)、29日(水) |
6月 | 10日(月)、22日(土) |
7月 | 4日(木)、16日(火)、28日(日) |
8月 | 9日(金)、21日(水) |
9月 | 2日(月)、14日(土)、26日(木) |
10月 | 8日(火)、20日(日) |
11月 | 1日(金)、13日(水)、25日(月) |
12月 | 7日(土)、19日(木)、31日(火) |
7-3. 七箇の善日(天赦日以外)
暦注下段は、日々の吉凶をあらわす暦注で、昔の暦の最も下に書かれていたため「下段」と呼ばれるようになりました。
暦ですので、1日毎に割り当てられている干支によって決められるものであるため、客観的な根拠を欠き迷信めいた要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦に移行する際に政府に禁止されました。政府に禁止されながらも当時の庶民はこっそりと使用し続け、現代では自由に使用できるようになっています。
科学的な根拠があるものではありませんが、庶民から強く支持されてきた暦注といえるでしょう。
ここでは、その下段の中から、「七箇の善日」と呼ばれる縁起のいい日を紹介します。
7-3-1. 神吉日(かみよしび)
神事に関連することが特に吉とされます。神事といえば、神社への参拝、祭礼、先祖をまつることを指します。
一方、不浄事には凶です。
日干支は、十干と十二支の掛け合わせで60の組み合わせがありますが、そのうちの33が神吉日にあたります。
2024年の神吉日は以下の通りです。
月 | 日 |
1月 | 2日(火)、4日(木)、6日(土)、7日(日)、9日(火)、10日(水)、14日(日)、16日(火)、19日(金)、21日(日)、22日(月)、25日(木)、28日(日)、31日(水) |
---|---|
2月 | 2日(金)、3日(土)、5日(月)、6日(火)、7日(水)、9日(金)、11日(日)、12日(月)、13日(火)、14日(水)、15日(木)、17日(土)、18日(日)、21日(水)、24日(土)、25日(日)、26日(月)、27日(火)、29日(木) |
3月 | 2日(土)、4日(月)、6日(水)、7日(木)、9日(土)、10日(日)、14日(木)、16日(土)、19日(火)、21日(木)、22日(金)、25日(月)、28日(木)、31日(日) |
4月 | 2日(火)、3日(水)、5日(金)、6日(土)、7日(日)、9日(火)、11日(木)、12日(金)、13日(土)、14日(日)、15日(月)、17日(水)、18日(木)、21日(日)、24日(水)、25日(木)、26日(金)、27日(土)、29日(月) |
5月 | 1日(水)、3日(金)、5日(日)、6日(月)、8日(水)、9日(木)、13日(月)、15日(水)、18日(土)、20日(月)、21日(火)、24日(金)、27日(月)、30日(木) |
6月 | 1日(土)、2日(日)、4日(火)、5日(水)、6日(木)、8日(土)、10日(月)、11日(火)、12日(水)、13日(木)、14日(金)、16日(日)、17日(月)、20日(木)、23日(日)、24日(月)、25日(火)、26日(水)、28日(金)、30日(日) |
7月 | 2日(火)、4日(木)、5日(金)、7日(日)、8日(月)、12日(金)、14日(日)、17日(水)、19日(金)、20日(土)、23日(火)、26日(金)、29日(月)、31日(水) |
8月 | 1日(木)、3日(土)、4日(日)、5日(月)、7日(水)、9日(金)、10日(土)、11日(日)、12日(月)、13日(火)、15日(木)、16日(金)、19日(月)、22日(木)、23日(金)、24日(土)、25日(日)、27日(火)、29日(木)、31日(土) |
9月 | 2日(月)、3日(火)、5日(木)、6日(金)、10日(火)、12日(木)、15日(日)、17日(火)、18日(水)、21日(土)、24日(火)、27日(金)、29日(日)、30日(月) |
10月 | 2日(水)、3日(木)、4日(金)、6日(日)、8日(火)、9日(水)、10日(木)、11日(金)、12日(土)、14日(月)、15日(火)、18日(金)、21日(月)、22日(火)、23日(水)、24日(木)、26日(土)、28日(月)、30日(水) |
11月 | 1日(金)、2日(土)、4日(月)、5日(火)、9日(土)、11日(月)、14日(木)、16日(土)、17日(日)、20日(水)、23日(土)、26日(火)、28日(木)、29日(金) |
12月 | 1日(日)、2日(月)、3日(火)、5日(木)、7日(土)、8日(日)、9日(月)、10日(火)、11日(水)、13日(金)、14日(土)、17日(火)、20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月)、25日(水)、27日(金)、29日(日)、31日(火) |
7-3-2. 大明日(だいみょうにち)
「太陽の日が天地を隅々まで照らす」という太陽の恩恵を受けた日で、万事において大吉、特に建築、引っ越し、旅行、婚礼に良いとされる日です。
十干と十二支の掛け合わせで60の組み合わせがある日干支ですが、そのうち25が大明日にあたります。
2024年の大明日は以下の通りです。
2024年 | 日 |
1月 | 6日(土)、7日(日)、8日(月)、9日(火)、10日(水)、14日(日)、16日(火)、19日(金)、21日(日)、24日(水)、29日(月) |
---|---|
2月 | 1日(木)、8日(木)、10日(土)、11日(日)、12日(月)、13日(火)、15日(木)、16日(金)、17日(土)、22日(木)、24日(土)、25日(日)、26日(月)、27日(火) |
3月 | 6日(水)、7日(木)、8日(金)、9日(土)、10日(日)、14日(木)、16日(土)、19日(火)、21日(木)、24日(日)、29日(金) |
4月 | 1日(月)、8日(月)、10日(水)、11日(木)、12日(金)、13日(土)、15日(月)、16日(火)、17日(水)、22日(月)、24日(水)、25日(木)、26日(金)、27日(土) |
5月 | 5日(日)、6日(月)、7日(火)、8日(水)、9日(木)、13日(月)、15日(水)、18日(土)、20日(月)、23日(木)、28日(火)、31日(金) |
6月 | 7日(金)、9日(日)、10日(月)、11日(火)、12日(水)、14日(金)、15日(土)、16日(日)、21日(金)、23日(日)、24日(月)、25日(火)、26日(水) |
7月 | 4日(木)、5日(金)、6日(土)、7日(日)、8日(月)、12日(金)、14日(日)、17日(水)、19日(金)、22日(月)、27日(土)、30日(火) |
8月 | 6日(火)、8日(木)、9日(金)、10日(土)、11日(日)、13日(火)、14日(水)、15日(木)、20日(火)、22日(木)、23日(金)、24日(土)、25日(日) |
9月 | 2日(月)、3日(火)、4日(水)、5日(木)、6日(金)、10日(火)、12日(木)、15日(日)、17日(火)、20日(金)、25日(水)、28日(土) |
10月 | 5日(土)、7日(月)、8日(火)、9日(水)、10日(木)、12日(土)、13日(日)、14日(月)、19日(土)、21日(月)、22日(火)、23日(水)、24日(木) |
11月 | 1日(金)、2日(土)、3日(日)、4日(月)、5日(火)、9日(土)、11日(月)、14日(木)、16日(土)、19日(火)、24日(日)、27日(水) |
12月 | 4日(水)、6日(金)、7日(土)、8日(日)、9日(月)、11日(水)、12日(木)、13日(金)、18日(水)、20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月)、31日(火) |
7-3-3. 鬼宿日(きしゅくび)
二十八宿という吉凶を表す考え方(月が地球の周りを一周する間に通過する28の星をもとに占う)の一つです。
鬼が宿(家)にこもっており外を出歩かないので、何事もうまくいくとされます。お釈迦様が生まれた日でもあります。
ただし、結納・入籍・結婚には不向きとされますので注意しましょう。嫁入り、つまり新郎の家に入ると、鬼と出くわしてしまうからです。
2024年の鬼宿日は以下の通りです。
2024年 | 日 |
1月 | 5日(金) |
---|---|
2月 | 2日(金) |
3月 | 1日(金)、29日(金) |
4月 | 26日(金) |
5月 | 24日(金) |
6月 | 21日(金) |
7月 | 19日(金) |
8月 | 16日(金) |
9月 | 13日(金) |
10月 | 11日(金) |
11月 | 8日(金) |
12月 | 6日(金) |
7-3-4. 天恩日(てんおんび)
「天から恩沢を下し、万民福を得る」とされる大変ありがたい日です。
お祝い事には最適の日ですが、葬儀などの凶事は避けましょう。
60パターンある干支のうち、15が天恩日にあたります。1年間におよそ90日あります。
他の善日とは異なり、天恩日は、5日連続で巡ってきます。
2024年 | 日 |
1月 | 6日(金)~10日(火) 21日(土)~25日(水) |
---|---|
2月 | 20日(月)~24日(金) |
3月 | 7日(火)~11日(土) 22日(水)~26日(日) |
4月 | 21日(金)~25日(火) |
5月 | 6日(土)~10日(水) 21日(日)~25日(木) |
6月 | 20日(火)~24日(土) |
7月 | 5日(水)~9日(日) 20日(木)~24日(月) |
8月 | 19日(土)~23日(水) |
9月 | 3日(日)~7日(木) 18日(月)~22日(金) |
10月 | 18日(水)~22日(日) |
11月 | 2日(木)~6日(月) 17日(金)~21日(火) |
12月 | 17日(日)~21日(木) |
7-3-5. 母倉日(ぼそうにち)
「母が子を育てるように、天が万物を慈しみ育てる日」とされる開運日です。入籍や結婚式などの婚姻関係との相性がいいです。
母倉日は、二十四節気と日干支によって決まります。
二十四節気 | 月 | 日干支 | 日 |
小寒~立春の前日まで | 1月 | 子・亥の日 | 6日(土)、7日(日)、18日(木)、19日(金)、30日(火)、31日(水) |
---|---|---|---|
立春 ~ 啓蟄の前日まで | 2月 | 子・亥の日 | 5日(月)、6日(火)、17日(土)、18日(日) |
啓蟄 ~ 清明の前日まで | 3月 | 巳・午の日 | 12日(火)、13日(水)、24日(日)、25日(月) |
清明 ~ 立夏の前日まで | 4月 | 寅・卯の日 | 11日(木)、12日(金)、23日(火)、24日(水) |
立夏 ~ 芒種の前日まで | 5月 | 寅・卯の日 | 14日(火)、15日(水)、26日(日)、27日(月) |
芒種 ~ 小暑の前日まで | 6月 | 巳・午の日 | 7日(金)、8日(土)、19日(水)、20日(木) |
小暑 ~ 立秋の前日まで | 7月 | 丑・辰・未・戌の日 | 1日(月)、2日(火)、16日(火)、17日(水)、28日(日)、29日(月) |
立秋 ~ 白露の前日まで | 8月 | 丑・辰・未・戌の日 | 8日(木)、11日(日)、14日(水)、17日(土)、20日(火)、23日(金)、26日(月)、29日(木) |
白露 ~ 寒露の前日まで | 9月 | 巳・午の日 | 1日(日)、4日(水)、7日(土)、10日(火)、13日(金)、16日(月)、19日(木)、22日(日)、25日(水)、28日(土) |
寒露 ~ 立冬の前日まで | 10月 | 申・酉の日 | 1日(火)、4日(金)、7日(月)、8日(火)、9日(水)、20日(日)、21日(月) |
立冬 ~ 大雪の前日まで | 11月 | 申・酉の日 | 1日(金)、2日(土)、16日(土)、17日(日)、28日(木)、29日(金) |
大雪 ~ 小寒の前日まで | 12月 | 巳・午の日 | 10日(火)、11日(水)、22日(日)、23日(月) |
7-3-6. 月徳日
月毎の福を司る日です。万事に吉とされますが、特に建築・土木工事、リフォーム、家の増改築、不動産契約によいとされています。
二十四節気 | 月 | 日干支 | 日 |
小寒~立春の前日まで | 1月 | 丙(ひのえ)の日 | 7日(日)、17日(水)、27日(土) |
---|---|---|---|
立春 ~ 啓蟄の前日まで | 2月 | 甲(きのえ)の日 | 12日(月)、22日(木) |
啓蟄 ~ 清明の前日まで | 3月 | 壬(みずのえ)の日 | 3日(日)、11日(月)、21日(木)、31日(日) |
清明 ~ 立夏の前日まで | 4月 | 庚(かのえ)の日 | 8日(月)、18日(木)、28日(日) |
立夏 ~ 芒種の前日まで | 5月 | 丙(ひのえ)の日 | 6日(月)、16日(木)、26日(日) |
芒種 ~ 小暑の前日まで | 6月 | 甲(きのえ)の日 | 11日(火)、21日(金) |
小暑 ~ 立秋の前日まで | 7月 | 壬(みずのえ)の日 | 1日(月)、9日(火)、19日(金)、29日(月) |
立秋 ~ 白露の前日まで | 8月 | 庚(かのえ)の日 | 16日(金)、26日(月) |
白露 ~ 寒露の前日まで | 9月 | 丙(ひのえ)の日 | 5日(木)、13日(金)、23日(月) |
寒露 ~ 立冬の前日まで | 10月 | 甲(きのえ)の日 | 3日(木)、9日(水)、19日(土)、29日(火) |
立冬 ~ 大雪の前日まで | 11月 | 壬(みずのえ)の日 | 16日(土)、26日(火) |
大雪 ~ 小寒の前日まで | 12月 | 庚(かのえ)の日 | 6日(金)、14日(土)、24日(火) |
7-4.その他
7-4-1. 天一天上
天一神(てんいちじん)という方位を司る神が天に帰っている期間のことをいいます。癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間です。
この天一陣は、天と地を規則的にめぐっており、天一神がいる方向に向かうと祟りが起こると考えられていますが、この「天一天上」の期間は天一神が地上のどの方角にもいないので、方角を気にせずに移動することができます。
したがって、方角に関すること、つまり旅行や引っ越しなどによいとされています。
一方で、この天一天上の期間中、天一神と入れ替わりで地上にいる「日遊神(にちゆうしん)」は不浄・汚れを嫌う神様であるため、家の中が汚いと祟りを起こすと考えられています。
日 |
1月30日(火)~2月14日(水) |
3月30日(土)~4月14日(日) |
5月29日(水)~6月13日(木) |
7月28日(日)~8月12日(月) |
9月26日(木)~10月11日(金) |
11月25日(月)~12月10日(火) |
8. まとめ
2024年7月29日(月)は、「一粒万倍日」「天赦日」「大安」が重なる最強開運日といわれています。
一粒万倍日は、「一粒のもみが何倍にも実のり稲穂になる」ように、この日に始めたことは何事も大成する日。
この日に始めるとよいことは、以下の通りです。
・お金関係、財布の購入・新調
銀行・証券口座の開設、宝くじの購入
・ビジネス
開店・開業、転職活動
・結婚関連
結納・入籍・結婚式、プロポーズ・指輪の購入
・新生活・その他
引っ越し、新しい習い事
以前から欲しかったものを買う
植物などの種をまく
・大切な人に感謝の気持ちを伝える
一方で、一粒万倍日は、「(いいことも悪いこともかかわらず)万倍」にしてしまうとされています。したがって、人から物やお金を借りる、嘘・陰口、喧嘩といったネガティブなことも膨れ上がってしまうので注意しましょう。
一粒万倍日は、日本古来から親しまれている縁起のいい日です。一粒万倍日にやるべきこと、避けることを踏まえ過ごしてはいかがでしょう。
<参考資料>
高島易断本部編纂「令和五年 開運暦 (2023年版)」(2022) 神霊館 榎本書店
岡田芳朗、阿久根末忠 「現代こよみ読み解き事典」(1992)柏書房
よくある質問
[質問]一粒万倍日とは? |
[回答]「一粒のもみが何倍にも実のり稲穂になる」という意味から、この日に始めたことは、やがて大きな成果を上げるとされ、物事を始めるのによい日とされています。 |
[質問]一粒万倍日にするとよいことは? |
[回答]一粒万倍日は、物事を始めるのによいとされる日です。したがって、金運関係ですと、財布の新調・口座開設・宝くじ購入、ビジネス関連では事業開始や開店、結婚関係はプロポーズから結納・入籍・結婚式、その他、引っ越しや習い事を新たに始めることにふさわしいとされています。 |
[質問]2024年の最強開運日は? |
[回答]一粒万倍日と天赦日が重なると大変縁起がいいとされており、2024年では1月1日(月・祝)、3月15日(金)、7月29日(月)、12月26日(木)の4日間あります。 |